デジタルとアナログ

とても大きな事件が起こって私も大変に心配したり、残念に思ったり、反対に希望を持ったりしています。

ふと気づいたのが、ニュースで見る事って、SNSやある特定のホームページなどのインターネットの中から発現している事柄の多いこと!

私自身はこうやってブログをたまーに書いているくらいで、あまり積極的にSNSに発信したりすることはしないのですが、それでもメールなどは毎日使っていますし、何か調べたいものがあればネットの検索を使ったりしています。

現在の日常生活には無くてはならないものであるインターネットですが、これってまだまだ歴史の浅いものなんですよね。

私の仕事も今はほとんどがデジタル化されていますが、仕事を始めたころは本当に何でも手作業でした。

利便性を考えると、あのアナログ時代には戻れないなとは思うのですが、看板専門の絵師がいたり、デザインカンプなんかも専門のイラストレーターに依頼していて、毎日がいろいろな特殊技能の結集でとても刺激的でした。

そういえば、上司が言っていたことを思い出しました。

あるクライアントから、「会社の営業員が営業で歩き回って疲れ果てた時、ふと見上げたら自分の会社の大きなネオン看板があって、なんだか励まされたような気がして頑張れた」という話を聞いたそうです。

自社のテレビコマーシャルが実は社員の方々のプライドになっていたりするように、街の中心地にある看板が見守ってくれる存在になっていたりということもあるんですね。

この話はだいぶ古い話ではありますが、今でもそんなふうに私たちの作った看板が誰かの心に響いているとうれしいなと思います。

今は、広告自体もインターネットを使ったものが主流になってきていて、街中で大きな広告塔などは減ってきているのが現状ですが、私自身は看板というこんなアナログな存在もなかなかだなぁと思います。